京都大学法学部学生自治会とは?
目次
学生自治会とは?
京都⼤学には法学部をはじめ、多くの学部に学⽣⾃治会が存在しています。
このような学⽣⾃治会の性格は、おおきくわけてふたつあります。
ひとつは、学⽣の互助組織であること、もうひとつは、学問の⾃由を擁護する組織であることです。
前者は⽐較的イメージがしやすいことでしょう。学⽣個⼈で活動できることには限界がありますし、個⼈で⼤学側へ要望を出しても、⼀部の少数意⾒として扱われてしまうこともあります。そこで、学⽣の⾃主的な活動をサポートしたり、学⽣全体の意⾒として⼤学側に要望を出したりする組織として学⽣⾃治会があるのです。
例えば法学部学⽣⾃治会は、学⽣が使⽤できるロッカーの貸し出し、意⾒箱や学⽣投票の結果などをもとに法学部⽣の要望を学部に届け交渉をするといった役割を果たしています。また、新⼊⽣のサポートや試験対策の学部単位での実施、⾃主ゼミやイベントの⽀援・開催を⾏ったりもしています。
後者の学問の⾃由については、学説的にもさまざまな⾒解があります。
現在のJ⾃では、精神的⾃由たる表現の⾃由、内⼼の⾃由を含む広い意味での学問の⾃由を擁護することを⽬標としています。そのため、学⽣が⾃由に学びにアクセスしたり、深めたりが可能になる環境を⽬指すこと、学問の⾃由が脅かされかねない決定に抗議することもJ⾃の活動の⼀部です。
法学部学生自治会の歴史
法学部学生自治会は1951年に設立されました。現在の規約は1962年に制定され、93年に一部改正されたものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
よくある質問
「J自」とは何ですか?
「J自」は京都大学法学部学生自治会の略称です。「J」は「Jurisprudence(法律学)」に由来します。
「全員加盟制」とは何ですか?
京都⼤学法学部学⽣⾃治会は、その規約の第2条において「この会の会員は、京都⼤学法学部学⽣全員とする。」と定めています。これが、J⾃が全員加盟制と謳う根拠です。「全員加盟」という⾔葉をどこかで先に⽬にした⽅は、「全員加盟制って何?」「強制的に会議に参加させられるの?」という不安を抱いたかもしれません。不⼗分な説明だったことをお詫び申し上げます。⾃治委員会では、この全員加盟制を「会員=法学部の学⽣ に対しなんらかの強制⼒を⾏使しうるもの」としてではなく、「会員=法学部の学⽣ にJ⾃として意⾒を述べたり活動したりする権利を保証するもの」として解釈しております。京都市に住⺠票があるから京都市の福祉制度を利⽤できたり、市⻑選挙に参加できたりする、といったものと同様だと考えてくだされば良いかと思います。
J⾃ではこの全員加盟制を⾮常に⼤切にしています。なぜならば、J⾃が全法学部⽣の総意たる根拠であると同時に、 J⾃が擁護する学問の⾃由を⽀えるものであるからです。そもそも、J⾃が任意加盟制であるならば、J⾃が⾏う学⽣⼤会や学⽣投票も「⼀部の学⽣の意⾒」としての価値しかなくなってしまいます。
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